宮城県の就職内定率が99.3%になった理由

 河北新報社によると、宮城県教育委員会は春に卒業予定となっている高卒者の内定率が六月時点で99.3%となっており、前年同期比の0.5ポイント高い数字になっていることが分かりました。これは2006年以降、最高水準となっています。

 

内定率増加の理由は復興需要

 なぜここまで内定率が上がったのでしょうか? 宮城県は東日本大震災によって甚大な被害を受けた東北三県のうちの一つであり、まだまだ復興が充分に行われているとはいえません。県内では復興需要が根強くあり、それによって県内企業の求人が増加したと考えられます。余談ですが、内定率が上がることは喜ばしいと思いますが、それだけ復興がされていない裏返しですので複雑な思いですね。

 

 春の高卒予定者は2万459人となっており、そのうちの4777人が就職を希望しています。県内での就職を希望している生徒が多く、県外就職希望者は前年同期比の307人減少となる747人でした。需要が県内にありますので、県内での求人の方が見つけやすかったという影響も考えられます。

 

内定率は高水準を維持する

 宮城県に限らず、福島県、岩手県でも高卒予定者の内定率が上昇していることが分かっています。復興は以前と同じような状態に戻すだけでなく、足りなかったものを拡充していくことも必要です。たとえば、老朽化していたインフラ整備などがあたります。ですので、これからしばらくの間は復興需要が尽きることはなく、内定率が引き上げられた状態で維持されることが見込まれます。